ひとりごと。

国広ちゅん兄弟とゆびんば(布・極)くんと行く。とある審神者の遠征記録。

きよまろ、帰る #東御の刀鍛冶


9/14-11/24に長野県東御市で催された企画展【東御の刀鍛冶ー繋ぐものー源清麿、山浦真雄、山浦兼虎、そして宮入法廣へ〜きよまろ、帰る〜】の備忘録。

東御市?山の中??えっ、どうやって行く??」と企画展が発表された時、逡巡した記憶が新しいこちら。土日祝日限定ですが、周遊バスを出して下さっています。徒歩、自転車は悪いことは言わないので止めた方が良い。だいぶ道がやばい。
平日はタクシーか、運転できる方は上田駅付近でレンタカーを借りると良いのかなと思います。

私は通常土日祝日は避ける方ですが、前日音曲祭千葉公演に参戦した流れで土日に周遊バスを利用して行ってきました!

1 日 目

11:00に田中駅到着。
しなの鉄道Suica対応していないので要注意。

久しぶりの紙きっぷでした。

田中駅前では本企画展の大きな布ポスターが迎えてくれます。

そして本日の近侍はラビまろくんとラビひでくん。
初めてのお出かけです。
ふわふわ。めちゃくちゃかわいい。

周遊バスは12:30なので会場へ向かう前にこちらへ。

《とうみ食堂さん》
田中駅を出て右手方向に徒歩数分、温泉施設ゆぅふるtanaka内の食堂です。

紫芋の和風モンブラン ¥880

カップケーキみたいのかと思ったらアイスだったという。紫芋の優しい甘さが美味しい。清麿くんイメージで目でも楽しめるひんやりスイーツでした。
刀型のクッキーも塩気があって箸休め的な感じで良かった。単品でも購入させてほしい美味しさ。

ほっとひと息ついた後は周遊バスに乗車。
お昼過ぎに会場へ到着しました。
数限があるのでまずはコラボメニューから。

《まる屋さん》


・きよまろシェイク ¥500
ブルーベリー、甘酒、豆乳のシェイク。甘酒苦手なんですが、まろやかな甘さで美味しかった。

・きよまろティーセット ¥650
ティーセットは紫のハーブティーが切れてしまったとのことで八重原の紅茶でした。クセがなくて飲みやすい。セットの米粉クッキーは芋けんぴのような食感でポリポリ食べられました。

《信州八重原温泉アートヴィレッジ明神館さん》
温泉宿ですが、日帰り入浴もできるようです。また機会があったらゆっくりしたいなと思えるようなところでした。

コラボデザートは限定10食。この日、13:30の時点ですでに本日分完売でした。残念。
せっかくなのでお食事を……!

・信州の味 ほのぼの ¥1760

信州そばに八重原米のおむすびなど信州の美味しいものを詰め合わせた素敵セット。お米美味しかったし、おそばも美味しかった。
きっとお水が美味しいんだなと思ったり。

《問ーtouーさん》

まる屋さんの裏のところをのぼった少し高いところにあります。曇り空だったけど、晴れていたらさぞかし綺麗な景色が見れるだろうなと思ったり。

・ぶどうフロート ¥880

すっきりした濃いめのお味で美味しかった。

コラボ関係を楽しんだところで待ちに待ったこちらへ。

入口から清麿くんのパネルが見えて、本当に会いに来れたんだなと何だか感慨深くなってしまった。


いつものやつ。
(155cm+5cmの目線)


清麿くん169cmなので少し見上げるくらい。
顔がいい。

本企画展は江戸末期に活躍した東御市滋野出身の山浦真雄・源清麿(山浦環)の山浦兄弟と真雄の子山浦兼虎、そして現在東御市八重原に鍛錬場を構え作刀する宮入法廣氏ら東御市ゆかりの刀工をテーマとした企画展とのこと。宮入法廣刀匠は〔燭台切光忠〕を再現するプロジェクトでも知られた方ですね。

展示室は大きく分けて2つ。
入ってすぐの宮入法廣刀匠、山浦真雄、山浦兼虎の刀の展示室と最後の大慶直胤、水心子正秀、源清麿ら江戸三作の刀の展示室。

以下、印象に残ったやつ。

9.造信陽士真雄時年六十三 慶應二年八月日

一番好きだったやつ。切っ先のところの刃文のうねり具合いが良かった。肌もすごくきらきらに見えた。

16.升龍軒兼乕 信州枩代臣

剣かと思ったら短刀らしい。
確かに茎は剣じゃないし、えっ反りもあるのか……??となったやつ。すごい。

13.刀 源清麿 嘉永元年八月日(号 一期一腰の大)

ちょうど清麿くんのパネルが映り込む位置に展示されていて「清麿くん、こっちみてるのでは……?」となったやつ。

14.脇差 源清麿 嘉永元年八月日(号 一期一腰の小)

これ好きってなったやつ。沸がきらきらしてて本当にきれいだった。

15.刀 源清麿 嘉永五年二月日

源清麿が亡くなる二年前に打たれた刀。
最後の刀というわけではないけれど、このあと二年でうまく刀が打てなくなって……と考えると、少し物悲しくなってしまった。


映像15分のもの2つあり。
だいたい1時間半くらいでまわれるかと思います。


入り口で迎えてくれた可愛い子たち。

展示を見終わった後は、会場からの最終周遊バスで田中駅まで戻りました。

宿までの電車移動に待ち時間があったのでこちらへ。

《御菓子処 花岡》
田中駅から徒歩10分ほど。
展示会でも販売されているくるみるくのお店です。せっかくなので自分用にくるみのお菓子をとやってきたのでした。

レアチーズ好きな方には〔胡桃の醍醐味〕をおすすめしたい。めちゃくちゃ濃厚でしっとり美味しい。冷蔵じゃなければお土産にしたかった(買ったやつはホテルで食べてしまった)

本日の宿は上田にて。
近くにあったラーメン屋で夕食を摂りました。

《麺将 武士(もののふ)》

・左近VS幸村

こってり白豚骨とあっさり醤油を楽しめる一品。私はあっさり醤油の幸村の方が好みだったかな。
他にも武将の名前を冠したメニューがあって面白かった。


本日の歩数。

2 日 目

1日目でほとんど目的を達成(コラボ系制覇、展示みる)してしまったのでどうするか考えた末に「せっかくのコラボだし今日も行こう」となり、でも上田城にも行きたいということで早めに宿を出て上田城へ。

紅葉見頃でした!
お天気良かったので綺麗……!!

眞田神社で無事に旅を終えられますようにと
手を合わせ、30分ほど散策してまた田中駅へ。

上田駅付近。昨日は着いたのが遅くて気づかなかったけど、真田の家紋〝六文銭(六連銭)〟がいろんなところにあったり……。さすがゆかりの地。

観光案内所さんで手荷物を預かっていただき、また周遊バスで会場へ向かいました。

2回目は梅野記念絵画館から。

お天気良かったので、ロビーから見る明神池と紅葉で色づいた山々のコントラストが美しかった。

展示室にほどよく人がいるといった感じ。何やら刀に詳しげな男性が複数いらっしゃって「若い人が多いね。興味をもってくれて嬉しいね」なんて話してらした。
刀剣鑑賞なんていうと敷居が高いように感じるけれど、綺麗なものを綺麗だと感じる。好きなものにふれたい。そんなちょっとした興味からでもいいんだなと思わせてくれた。

前日、図録を買い忘れていたなと思っていたけれどすでに完売でした。スタッフさんに確認したらもう在庫は本当になくて、事後通販も今のところ予定はないらしい。
大盛況なんだなと嬉しくなると同時に、本当に良かった展示なので図録手元に欲しいなと思ってアンケートに書かせていただいた。
無理がなければお願いします。

展示を1時間ほど観て11:45。
アートヴィレッジ明神館さんのコラボデザートをリベンジしました。

「昨日の……!今日はまだありますよ!」と声をかけていただいて……この時点で残り5食でした。

源清麿スイーツセット どうぶつの森

さまざまな果物が散りばめられた宝箱でテンションがあがる。

右上のぶどうゼリーのようなやつ美味しかったな。

13:00の周遊バスで海野宿へ。

地元の某所を思わせるような景観に思わず声が出てしまった。こういう街並みがめちゃくちゃ好きなのでテンションが上がってしまう。

建物も素敵だった。
資料とかじゃないけど、たくさんお写真も撮ってしまった。

まずコラボ御朱印を頒布して下さっている白鳥神社へ。
 
白鳥神社

源清麿と山浦真雄の御朱印二種と白鳥の美守りを頒布されています。

《福嶋屋さん》

くるみそばとくるみおはぎが有名なお店です。こちら待ち時間が30分-120分となっていたので白鳥神社参拝前に名前だけ先に書いていたのですが、13:40頃に戻ってきた時には受付終了になっていたので早めの来店が吉です。

くるみそばは初めてだったのですが、くるみダレが入ることでお味がまろやかになってとても美味しい。

腹ごしらえの後は少し散策して、15:30の周遊バスで田中駅に戻りました。


今回、本当に展示に関わって下さった方々に助けられた旅でした。
まず交通の便の悪さを解消すべく、周遊バスを出して下さったことでグッと展示に行きやすくなりました。土日祝日なので、スタッフさんお休みは……?と少しだけ心配になってしまったけれど、本当に助かりました。
普段よりもたくさんの人がコラボ店に押しかけて大変な思いをさせてしまったかと思いますが、「ゆっくりしてね。楽しんでね」と声をかけて下さって本当にコラボメニューも含めて楽しめました。

なにより〝きよまろ、帰る〟ということで、清麿くんとのコラボめちゃくちゃ嬉しかった!

アンケートにも〝展示から受ける源清麿の印象はどうでしたか?〟みたいなのがあったけれど、今回の展示はそういうものに思いを馳せる展示だったのかなと思ったり。キャプションもいくつの時のもので、こんなことあったよみたいな感じで親しみやすい感じだった気がする。
刀本来の美しさはもちろん、その背景から物語を感じとるような展示で良かったです。

凄く自然豊かなところで癒される旅でした。